検証には検証のやり方があります | 松下誠

おはようございます、松下です。


昨日、株式スクールの生徒から
提出のあった、検証結果を添削していて
初歩的なミスに気づき、
なるほど普通の個人投資家は
このように検証でミスを犯すのかと
改めて気づきました。


そのミスとは、
検証銘柄を意図的に
選んでしまう、というものです。


検証を行っている本人は、
銘柄選択のルールを持って
選んでいるつもりですが、
実はこのルールは頭の中だけに
存在します。


この場合、勝手に自分のルールが
機能しそうな銘柄だけを選ぶことになり、
当然検証結果は超絶的に良いものになります。


もしこの検証結果に気をよくして、
実践でルールを試してしまえば
結果は超絶的に悲惨なものになり、
この投資家は二度と検証をする気は
起きなくなってしまうでしょう。


検証を行うということは、
簡単なようで簡単ではありません。


不思議と私は最初に検証を行った時から、
ある程度正しく厳格に行えたような気がします。


これは才能とかいうものではなく、
生来の生真面目さとある種の偏屈さの
影響だと思います。


過去検証を正しく行うポイントがあるので、
それを解説してみたいと思います。


1.ルールをある程度厳密に紙に書く

2.可能な限りの長期間、多数の銘柄で
ルールが示す売買ポイントをエクセルに記録する

3.各種のパフォーマンスデータを算出し、
そのルールのメリットとデメリットを検討する

4.ルールを修正し検証を繰り返す


このような手順になります。


1の過程では、厳密さを担保するために、
正しい言葉を使う必要があります。


ちょっとした国語力です。


2の過程では、確率の利用のために
基本的な考え方が必要です。


専門的な確率論ではなく、
ごく単純な確率の利用で大丈夫です。


3の過程で、トレードの力や知識が
必要になります。


これもそれほど専門的ではなく、
基本を押さえるということです。


こうして確認してみると、
検証にも検証のやり方があり、
ほとんどの個人投資家は検証をやらないか、
やったとしてもとても使い物に
ならない検証をやってしまいます。


これを防ぐためには、
やはり知識や技術のある人に、
指導してもうらうしかありません。


私は2005年からこの指導を続けてきましたが、
来年の5月一杯で一旦この指導も終わります。


それまでにできるだけ多くの個人投資家に、
自分がつかみ、培ってきたものを
伝えたいと思います。


検証には検証のやり方があります。

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