鈍感な人の方が儲かる? | 松下誠

おはようございます、松下です。


昨日のNYダウは続落、以前の保ち合いの
価格帯に入ってきました。
注目したいですね。


米ドル/円は続落して112円台後半。
いよいよトランプ大統領が米ドル高について
言及を始めました。
NY Goldは続伸です。


私の重要な仕事の1つとして、
個人投資家の悩みや質問に
答えるというものがあります。


14年間この作業を続けてくると、
文字通り何万回と質問に答えています。


投資家の質問や悩みは尽きませんし、
実はこの何万回という作業は、
いつも同じことの繰り返しです。


つまり、皆さんが悩んでいたり、
分からないことは、驚くほど共通しています。


その1つに、

「いかに上手く売買するか」

というある種の、究極の課題みたいなものがあります。



しかし、この課題は、意外にカンタンに
答えを出すことができます。


株式にしても、FXにしても、
精度をひたすら上げようとしても、
そこには自ずと限界があります。


勝率は、どこまでいっても
100%にはなりませんし、
損失をゼロにすることはできません。


未来を100%の確率で予測することはできず、
むしろ未来はいつも予想外です。


10年も売買を続けていると、
どこかでそのことに気づきます。


だから、どこかの時点で、
究極に精度を上げようとするのではなく、
ほどよく妥協するポイントを見い出すのです。


チェックするポイントを無限に増やしていっても
精度がそれに比例して上がることはないのであれば、
作業やチェックの手間と、利益のバランスを考えて、
できるだけ楽に、労力がかからないようなやり方で
利益を上げる。


ただし、ここには当然マイナスの時間や売買、
デメリットや我慢があります。


「ここはしょうがないな」


ある意味で、投資で勝っている人というのは、
上手に妥協し、少し鈍感なくらいです。


敏感過ぎると、
あれもダメだから対応して、
これもダメだから対応して、
あっちもダメだから対応して、
という風に、無限に対応や作業が増えていきます。


そうしていつしか疲れてしまい、
疲れた割には利益は上がりません。


投資は、続けていくことで利益を増やします。


続けていくためには、上手に楽をする、
手を抜く必要があります。


その意味では、鈍感なくらいが
ちょうどいいのかもしれません。


売買の結果に敏感になり過ぎていないか?
一度考えてみてください。


 

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