【金は最高値更新へ動くか? 】
10月米消費者物価指数(CPI)と共に卸売物価指数(PPI)も低下したためインフレの減速が確認されたが、10月小売売上高が前月比0.1%減と、市場予想(0.3%減)を上回り、米消費の堅調ぶりが改めて認識された。このため、米長期金利が上昇し、NY金相場は反落した。
ただ、CMEのフェドウオッチによると、市場はFRBが12月に金利を据え置くと予想しており、多くのトレーダーは2024年5月から利下げを実施すると見ているため、金の下落は一過性に終わるだろう。
OSE金日足は、11月1日に上場来の最高値9743円をつけた後に反落に転じた。しかし、主要な移動平均線である50日線、100日線、200日線が、いわゆる「パーフェクト・オーダー」を形成しており、長期上昇トレンドに何ら変化はない。
直近の動きは反落後に9400円のサポートを確認して出直りに転じようとしているところだろう。終値が9600円を上回れば、最高値更新を狙う展開になるのではないか。
情報提供 : TradingView Inc.
※上記のチャートの著作権の一切は、 TradingView Inc.に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、 TradingView Inc.は一切の責任を負いません。