【JPX金は7800~8000円を目指そう】 | 陳晁熙

【JPX金は7800円を目指そう】
4日のNY金は、米中対立への警戒感や対ユーロでのドル下落に伴う割安感などを背景に反発し、7月初旬以来約1カ月ぶりに、終値で節目の1800ドルを越えた。終値は1806.90ドル(前日比+30.50)。

ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国の習近平政権は4日、予告通り台湾付近で軍事演習を開始し、米中関係の悪化へのリスク警戒感から「安全資産」としての金買いが強まった。

また、この日発表された7月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は増加し、5日発表の7月米雇用統計が低調な内容になるではないかと予想された。

7月米雇用統計は、非農業部門就業者数予想は前月比+25.0万人と前月の+37.2万人から大きく減少する見込み。ただ失業率は横這いの3.6%予想で、平均時給は若干低下する見込み。

5日の電子取引も堅調だが、これは中国が台湾周辺の海域で軍事演習を開始し、発射された弾道ミサイルの一部が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したことが要因だろう。日米が非難する一方、中国は日本との外相会談を直前でキャンセルするなど、関係国の間では緊張が高まっており、「有事の資産」とされる金が買われている。軍事演習は7日まで行われる予定のため、今夜のNY市場でも底堅く推移しそうだ。

昨日はドル安も金の買い材料となった。景気の先行きへの不安から米金利が2.69%まで低下、ドルが対ユーロで下落し、ドル建て金には割安感が強まった。

NY金は1800ドルを回復したことで、この水準で値固めできるかどうかだが、今夜発表の雇用統計の結果次第になろう。良好な結果であれば、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ見通しからNY金には逆風になり、1750ドルへ下落しそうだ。逆に、低調な結果であればリセッション懸念から金買いがつよまり、次の節目である1850ドルを目指そう。

JPX金は7400円のサポートラインが維持されて下げ止まって7600円に反発した。NY金の動向に加え、為替の影響も加わって、雲のある7800円レベルへの上昇が見込まれよう。雲の厚みが薄いため、抵抗ゾーンとしての効果は大きくなく、8000円に向けて上昇する可能性が出てくるかもしれない。

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