【8月4日海外市況】 | 陳晁熙

【8月4日海外市況】
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*4日のNY外国為替市場では、リスク回避ムードが広がる中で安全性が高いとされる円が買われ、132円台後半に下落した。132円88~98銭。新規失業保険申請件数は2週ぶりに悪化。米長期金利の低下も眺めて円買い・ドル売りが続き、一時132円77銭を付けた。市場では、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるタカ派発言に反応した前日までの円売り・ドル買いが一服。翌朝発表される7月米雇用統計を前に様子見気分も強かった。ペロシ米下院議長の台湾訪問に伴う米中関係悪化懸念もくすぶり、リスク回避ムードから円が買われた。

*4日のNYダウは、前日の相場上昇を受けた利益確定の売りが出て反落した。3万2726.82ドル(-85.68)。前日のダウは堅調な米経済指標を眺めて景気後退懸念が和らぎ、400ドル超上げて終了。この日は利食い売りに押され、ダウは終日軟調に推移したが、下値は限定的だった。翌日発表の米雇用統計の内容を見極めたいとのムードが広がった。英イングランド銀行(中央銀行)はこの日、インフレ抑制に向けて0.5%の大幅な利上げ実施に加え、年内に景気後退入りするとの見通しを表明。世界的に金融引き締めが行われる中、米国外の経済をめぐる懸念も強まった。最新週の新規失業保険申請件数は前週比6000件増の26万件と、2週ぶりに悪化し市場予想の25万9000件を上回ったが、相場への影響は限られた。


*4日のNY金は、米中対立への警戒感や対ユーロでのドル下落に伴う割安感などを背景に反発した。1806.90ドル(+30.50)。7月初旬以来約1カ月ぶりの高値となった。終値で心理的な節目である1800ドル回復も約1カ月ぶり。ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国の習近平政権は4日、予告通り台湾付近で軍事演習を開始した。米中関係の悪化へのリスク警戒感から「安全資産」としての金の買いが先行。1800ドル台乗せの後、いったん1790ドル近辺に下落したものの、押し目から旺盛な買いが続き、一段高となった。

金ETFは、1000.32トン(-0.33)。

NY白金は反発。924.90ドル(+36.40)。
パラジウムは3日ぶりに反発。2077.50ドル(+69.60)。
この日は安値拾いが入りやすい中、外国為替市場でドル安・ユーロ高となり、白金族の割安感が生じ買いに拍車を掛けたもようだ。

*4日のNY原油は、需給が一段と緩和するとの見方が広がる中で売りが優勢となり、大幅続落した。88.54ドル(-2.12)。終値では2月上旬以来6カ月ぶりに90ドルを割り込んだ。ロシアのウクライナ侵攻以前の安値水準となった。米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した原油とガソリン在庫は、ともに予想に反して増加。ガソリン消費が増加する夏の行楽シーズンにもかかわらず、ガソリン在庫が積み増しとなったことで米国内需給の緩みが意識された。また、欧米を中心とした世界的な景気後退(リセッション)の可能性への警戒感も、売り圧力につながった。ただ、前日の急落の反動から安値拾いの買いも入りやすかった。


*4日のシカゴトウモロコシは続伸。606.25セント(+10.00)。8月に気温の上昇と乾燥した天候が予想されていることを背景に上昇した小麦や大豆につれて続伸した。

シカゴ大豆は4日ぶり反発。1417.75セント(+48.00)。8月に気温の上昇と乾燥した天候が予想されていることを背景に、4日ぶり反発した。

【5日】
10:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)四半期金融政策報告
15:00 (独) 6月 鉱工業生産 [前年同月比] -1.5%
20:00 (メキシコ) 7月 自動車生産・輸出
21:30 (米) 7月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 37.2万人 25.0万人
21:30 (米) 7月 失業率 3.6% 3.6%
21:30 (米) 7月 平均時給 [前年同月比] 5.1% 5.0%

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1


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