【11月24日海外市況】 | 陳晁熙

【11月24日海外市況】
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*24日のNY外国為替市場では、物価指標の上振れなどを受けて早期の米利上げ観測が強まり、115円台前半で堅調に推移した。115円36~46銭。一時115円52銭と、約4年10カ月ぶりの円安水準を付けた。翌25日の感謝祭休場を前に、朝方は米経済指標発表が相次いだ。週間新規失業保険申請件数は19万9000件と大きく改善し、52年ぶりの低水準となった。一方、10月米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比5.0%上昇と、約31年ぶりの高さ。一連の統計を受けて早期の米利上げ観測が再燃し、日米金利差拡大への思惑から円安・ドル高が進行した。さらに公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、多くの参加者が、インフレ高進が続くようなら、量的金融緩和策の縮小ペースを速め、想定よりも早期の利上げに備えるべきだと主張したことが分かった。これをきっかけに、テクニカルな節目となっていた115円50銭を上回り、2017年1月以来の円安水準を付けた。ただ、終盤にかけては、じりじりと上げ幅を縮めた。


*24日のNYダウは、長期金利上昇への警戒感が強まる中、小反落した。3万5804.38ドル(-9.42)。最新週の新規失業保険申請件数は52年ぶりの低水準となる19万9000件。また、7~9月期米実質GDP(国内総生産)改定値は前期比2.1%増と、速報値(2.0%増)から小幅上方修正され、景気の回復ぶりが示された。10月米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比5.0%上昇と、約31年ぶりの高水準を記録。ミシガン大の11月米消費者景況感調査では、期待インフレ率が1年先、5年先がともに0.1%ポイント上昇した。一連の統計を受け、米長期金利の指標である10年物国債利回りは急伸。一時1.69%に迫り、約1カ月ぶりの高水準で推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長再任の方針が今週示され、量的緩和縮小の進展や利上げ前倒し観測が強まっていることも重しとなった。


*24日のNY金は、感謝祭休場を翌日に控え、ほぼ横ばいとなった。1784.30ドル(+0.50)。この日は米経済指標が相次いで発表された。米労働省が発表した新規の失業保険申請件数は、11月20日までの1週間で19万9000件と、前週から7万1000件減少。52年ぶりの低水準となった。7~9月期の実質GDP(国内総生産)改定値は前期比2.1%増と速報値から小幅上方修正された。米国経済の堅調な回復ぶりが示されたことを背景に、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行し、ドル建て金は売りが先行したものの、感謝祭休場を前に小動きとなった。

金ETFは、991.11トン(変わらず)。

NY白金は7日ぶり反発。975.30ドル(+11.10)。
パラジウムは5営業日続落。1847.90ドル(-2.40)。


*24日のNY原油は、米原油在庫の増加や、対ユーロでのドル高に押され、3営業日ぶりに反落した。78.39ドル(-0.11)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油在庫が前週比100万バレル増と、市場予想の50万バレル減に反して積み増しとなった。これを受けて、需給逼迫懸念が後退し、原油が売られた。また、外国為替市場では対ユーロでのドル高が進行し、ドル建て原油は割高感から売られた。米株式相場の下落を受けてリスク資産とされる原油もつれ安となった。ただ、感謝祭の祝日を翌日に控えて積極的な商いに乏しく、値動きは限定的。一方、日米中など発表した石油備蓄の協調放出をめぐっては、効果は限定的との見方も根強い。市場の関心は、これら備蓄放出の動きを踏まえ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が12月2日の会合でどう対応するかに向かっている。


*24日のシカゴトウモロコシは3日ぶりに反落。585.50セント(-2.75)。ドル高に加え、米感謝祭(25日)を控えた利益確定の売りやファンド筋の手じまい売りが圧迫した。25日の市場は休場となり、「ブラックフライデー」の26日は短縮取引となる。

シカゴ大豆は続落。1266.50セント(-6.50)。米感謝祭の祝日を控え、利益確定の売りやファンド筋の手じまい売りが相場を圧迫した。


【25日】
     米国休場
06:45 (NZ) 10月 貿易収支 -21.71億NZドル
16:00 (独) 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比] 2.5%
16:00 (独) 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値、季調前) [前年同期比] 2.5%
16:00 (独) 12月 GFK消費者信頼感調査 0.9
18:30 (南ア) 10月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] 7.8%
20:00 (トルコ) トルコ中銀会合概要
21:00 (メキシコ) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) [前年同期比] 4.6%
24:00 (メキシコ) 金融政策会合議事録
26:00 (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁発言

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