【11月23日海外市況】 | 陳晁熙

【11月23日海外市況】
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*23日のNY外国為替市場では、日米の金利差拡大観測を背景に円売り・ドル買いが優勢となり、115円台前半に上昇した。115円07~17銭。バイデン大統領が22日、来年2月に任期切れとなるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任を発表したことを受け、23日のアジア・オセアニア市場で円売り・ドル買いが進行し、2017年3月中旬以来約4年8カ月ぶりに115円台に上昇した。この流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は115円近辺で浮動した。FRB人事をめぐっては、パウエル氏に比べ、ハト派寄りとされるブレイナード理事の議長昇格が見送られた。このため、FRBは今月開始したテーパリング(量的緩和縮小)を従来方針通り進め、来年半ばにも利上げ局面に移行する公算が大きいとの観測が台頭。日銀が大規模金融緩和を続ける中、米国との金利差拡大への意識から、円安基調が強まった。

*23日のNYダウは、エネルギー株や金融株が買われる中、続伸した。3万5813.80ドル(+194.55)。米国など主要消費国が石油備蓄の放出を決定し、原油相場は一時下げる場面もあったものの切り返し、堅調に推移。石油大手のシェブロンが大幅高となったほか、長期金利上昇を受けて金融株のJPモルガン・チェースなどが値を上げ、ダウ平均の押し上げ要因となった。一方、長期金利の上昇を眺めて割高感が意識されやすいハイテク株が売り込まれた。


*23日のNY金は、米長期金利の上昇とドルの高止まりを背景に、4営業日続落した。1783.80ドル(-22.50)。1800ドルの節目を割り込み、3週間ぶりの安値となった。前日にバイデン米大統領が発表した、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の再任方針を受けて、量的緩和の縮小が継続するとの見方が強まった。これを背景に債券市場では米長期金利が上昇。金利を生まない資産である金の重しとなった。対ユーロでのドルの高止まりも、ドル建てで取引される金の相場を圧迫した。

金ETFは、991.11トン(+0.58)。

NY白金は6日続落。964.20ドル(-50.90)。10月7日以来約1カ月半ぶりに1000ドルを下回った。
パラジウムも4営業日続落。1850.30ドル(-100.30)。


*23日のNY原油は、日米中などが石油備蓄の協調放出を決めたものの、需給緩和効果は限定的との見方が強く、続伸した。78.50ドル(+1.75)。米国は同日午前、日本、中国、インドなどと協調し、石油備蓄を放出すると発表した。バイデン米政権が発表した備蓄放出は5000万バレルで、供給は12月中旬から下旬に開始される。原油相場は、一時、1.89%安の75.30ドルまで低下したが、長続きせず、上昇に転じた。世界的にエネルギー需要が増加する中、放出規模は少なく、数年続いている開発投資の減少傾向や、世界的に景気がコロナ禍から力強く回復している状況を受けて、短期的な価格への影響しかないとの見方が多い。石油輸出国機構(OPEC)加盟国やロシアなどとの対立が深まり、産油国が増産に反対するとの懸念が強まっている。NY原油は10月下旬に7年ぶりとなる85ドル台に上昇した。米国などの石油備蓄放出の動きを受けて低下したが、下げ幅は限定的で高止まりしている。


*23日のシカゴトウモロコシは続伸。588.25セント(+4.00)。小麦相場につれ高となり、上伸に転じた。原油高もトウモロコシ相場を支えた。

シカゴ大豆は反落。1273.00セント(-1.25)。感謝祭祝日前のポジション調整が中心で、前日の上昇を受けた利食い売りも出た。ブラジルでの降雨は例年よりも少ない一方で、アルゼンチンの生産地帯では今週中に一定の降雨があった。


【24日】
10:00 (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利 0.50%  0.75%
16:00 (トルコ) 11月景況感指数  109.6  106.80
18:00 (独) 11月 IFO企業景況感指数 97.7
21:00 (メキシコ) 隔週消費者物価指数(CPI)  5.12% 5.4%
21:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] -2.8%
22:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数 26.8万件
22:30 (米) 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比年率] 2.0% 2.2%
22:30 (米) 7-9月期 四半期GDP個人消費・改定値 [前期比年率] 1.6%
22:30 (米) 7-9月期 四半期コアPCE・改定値 [前期比年率] 4.5%
22:30 (米) 10月 耐久財受注 [前月比] -0.4% 0.3%
22:30 (米) 10月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比] 0.4% 0.5%
24:00 (米) 10月 個人所得 [前月比] -1.0% 0.2%
24:00 (米) 10月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比] 4.4%
24:00 (米) 10月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比] 3.6% 4.0%
24:00 (米) 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値 66.8 66.8
24:00 (米) 10月 新築住宅販売件数 [年率換算件数] 80.0万件 80.9万件
24:00 (米) 10月 新築住宅販売件数 [前月比] 14.0% 1.1%
28:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨


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