【4月8日海外市況】 | 陳晁熙

【4月8日海外市況】
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*8日のNY外国為替市場では、米雇用関連指標の悪化を受けて109円台前半に下落した。109円21~31銭。最新週の米新規失業保険申請件数は1万6000件増の74万4000件と2週連続で悪化。予想外の悪化で雇用情勢への懸念が広がり、米債買い(利回り低下)が活発化し、金利低下でドルが売られた。パウエルFRB議長が8日、IMFのオンラインイベントで、今後は物価上昇圧力が強まる可能性があるものの、「影響は一時的」と改めて指摘。「長年の基調的なインフレ心理が変わる公算は小さい」と明言したことも米金利低下につながった。相場は2週間ぶりの円高水準となる109円ちょうどに下落した。ただ、ドルの下値は堅く、売り一巡後は109円20銭台を中心に小動きに転じた。NYダウが上昇したことも、ドルを支えた。

*8日のNYダウは、ハイテク株が買われ続伸した。3万3503.57ドル(+57.31)。高値警戒感から利益確定売りが先行していたが、米長期金利の上昇一服でハイテク株が買われ、じりじりと値を戻し、終値の史上最高値に迫った。最新週の新規失業保険申請件数は1万6000件増の74万4000件と、2週連続で悪化。市場予想(68万件)も上回ったが、株式市場への直接的な影響は限られた。

*8日のNY金は、対ユーロでのドル安などを背景に買われ反発した。1758.20ドル(+16.60)。前日発表された米連邦準備制度理事会(FRB)議事要旨を受け、金融緩和政策が長期化するとの見方が広がり、金利を生まない資産である金の魅力が高まった。また、米長期金利低下を背景に外国為替市場では対ユーロでドル安が先行し、ドル建て金に割安感が生じ、金が買われた。また、最新の米新規失業保険申請件数は前週比1万6000件増の74万4000件と、市場予想の68万件より悪い内容。米雇用情勢の回復ペースに不安が広がったことも、安全資産としての金の買いにつながった。

金ETFは、1026.07トン(-2.62)。

NY白金は反発。1235.40ドル(+3.50)。
パラジウムも高い。2628.30ドル(+7.20)。

*8日のNY原油は、エネルギー商品需要の弱さを懸念した売りに押され、3日ぶりに反落した。59.60ドル(-0.17)。7日発表の米エネルギー情報局(EIA)週報で、ガソリン在庫が大幅増加したことが響き、売りが先行。夏季ドライブスシーズンを見据え、製油所の稼働率が上昇したことが要因とみられるものの、エネルギー需要は新型コロナウイルスの流行前に比べて依然として弱いようだとする慎重な見方が広がった。また、ロシアの産油量が4月に入って増加傾向にあることや、米国とイランの交渉再開で、経済制裁の解除後にはイラン産原油が国際市場に流入する可能性があるとの警戒感も台頭した。ただ、売りは午前に一巡し、その後は下げ幅を縮小。原油先物と同じリスク資産である米株式相場の底堅さが支援材料となった。

*8日のシカゴトウモロコシは続伸。579.75セント(+19.25)。トウモロコシを原料とするエタノールの需要への期待が支援要因。

シカゴ大豆は反発。1415.25セント(+6.50)。米農務省が発表した週間輸出成約高によると、米国産大豆の2020~21年度の純成約高は旧穀がマイナス9万2500トン。主に中国のキャンセルが響いた。
【9日】
10:30   (中) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  -0.2%  
10:30   (中) 3月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  1.7%  
20:00   (メキシコ) 2月 鉱工業生産 [前月比]  0.2%  
21:30   (米) 3月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  2.8%  
21:30   (米) 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.5% 
23:00   (米) 2月 卸売在庫 [前月比]  1.3% 
23:00   (米) 2月 卸売売上高 [前月比]  4.9%   

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1

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