10月4日の海外相場および市況 | 陳晁熙

10月7日(月)
【10月4日の海外相場および市況】
ny1004

*週末4日のNY外国為替市場のドル円は、米雇用統計を受けた円売り・ドル買い一巡後、106円台後半で底堅く推移した。106円85~95銭。この日発表された9月米雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門就業者数は前月比13万6000人増となり、市場予想(14万5000人増)を下回った。これを受けて、一時106円55銭に急落したが、過去2カ月分の就業者数が上方修正されたほか、失業率が約50年ぶりの水準に低下したことなどから、さほど悪い内容ではなかったと受け止められると、一時107円13銭まで急反発した。平均時給が横ばいだったことから米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待も浮上しNYダウが急反発するとドルも堅調に推移した。市場の関心は来週予定される閣僚級の米中貿易協議やトランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる不透明感などに移ったようだ。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドのドル売り・円買いは1万3917枚(前週比-1134枚)と減少。総取組高は15万1860枚と前週比9834枚の増加。


*週末4日のNY金は、ほぼ横ばい。1512.90ドル(-0.90)。9月米雇用統計によると、非農業部門就業者数は季節調整済みで前月比13万6000人増と、市場予想の14万5000人増をやや下回ったが、失業率は前月から低下の3.5%と、約50年ぶりの低水準を記録した。まずまずの指標内容を受けて景気急減速への警戒感が後退し、安全資産として買われていた金には売りが強まり、一時1501.40ドルと1500ドル割れに迫った。予想よりも良い米雇用統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に積極的に利下げするとの見方が後退しことが売りの背景。ただ、値頃感の買いが下値を支え、下げ幅を縮小した。外国為替市場で、ドルが対ユーロで軟化し、ドル建て金に割安感が生じたことも金相場を支えた。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドの金買い越しは26万8993枚(前週比-4万3451枚)と減少。総取組高は60万4885枚と前週比5万4059枚の減少。


白金は下落。886.90ドル(-7.50)。
パラジウムは反発。1642.40ドル(+12.20)。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドの白金買い越しは2万6598枚(前週比-8381枚)と減少。総取組高は8万5115枚と前週比6706枚の減少。


*週末4日のNY原油は9日ぶりに反発。52.81ドル(+0.36)。米景気の先行きに対する過度の懸念が後退した。9月米雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門就業者数は、前月から13万6000人増加と前月から減速し、増加幅は市場予想を下回った。ただ、失業率は3.5%と1969年12月(3.5%)以来49年9カ月ぶりの水準に低下。全体として懸念されたほど悪くない内容だったと受け止められた。 ただ、米製造業の不振が懸念される中で、雇用統計でも製造業の低迷が再確認され、原油相場の上昇にも限界があったようだ。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、同国の産油量が石油関連施設に対する攻撃前の水準に回復したと明らかにしたことも重石となった。北海ブレント原油は、58.37ドル(+0.66)。

CFTC建玉10月7日時点:ファンドの原油買い越しは38万9319枚(前週比-3万4843枚)と減少。総取組高208万5676枚と前週比3万7568枚の増加。


*週末4日のシカゴトウモロコシは反落。384.75セント(-4.00)8月12日以来の高値を付けたことで、利益確定売りが出た。トランプ政権は4日、米国のバイオ燃料の消費を増やす計画を発表した。製油所にガソリンへの混合を義務付けるエタノールの量を2020年に増やすほか、「E15」などエタノールの混合率を高めたガソリンの販売をめぐる障害をさらに取り除く狙いがある。民間調査会社IEGバンテージは2019年の米国産トウモロコシの平均イールド予想を、9月時点の1エーカー当たり169.6ブッシェルから同167.5ブッシェルに引き下げた。また、生産見通しも139億0600万ブッシェルから136億9500万ブッシェルに下方修正した。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは1万4006枚(前週比-2万7915枚)と減少。総取組高は160万2769枚と前週比1万2735枚の減少。


シカゴ大豆は反発。916.25セント(+4.50)。7月22日以来、約2カ月半ぶりの高値を付けた。国内生産が予想を下回るとの懸念が相場を下支えた民間調査会社IEGバンテージは2019年の米国大豆の平均イールド予想を、9月時点の1エーカー当たり48.4ブッシェルから同46.5ブッシェルに引き下げた。また、生産見通しも36億7100万ブッシェルから35億1300万ブッシェルに下方修正した。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドの大豆買い越しは3万8765枚(前週比+3万7530枚)と増加。総取組高は71万3462枚と前週比2万3171枚の増加。


*週末4日のNYダウは、9月米雇用統計を受けて景気が急減速するとの懸念が和らぐ中、大幅続伸した。2万6573.72ドル(+372.68)。この日発表された9月米雇用統計は、失業率が3.5%と49年9カ月ぶりの水準に低下。景気動向を反映する非農業部門就業者数は前月比13万6000人増と、市場予想(14万5000人増)には届かなかったものの、7、8月分の上方改定も含めて底堅い内容となった。景気急減速への懸念が後退し、幅広い銘柄に買いが入った。平均時給が前月比横ばいにとどまったほか、製造業の就業者数が減少に転じるなど弱さも含む内容となった。このため、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げへの期待も維持され、株価の上昇を支えた。


【7日の経済指標】
未定   (中) 休場 
未定   (豪) 休場 
14:00   (日) 8月 景気先行指数(CI)・速報値  93.7  
14:00   (日) 8月 景気一致指数(CI)・速報値  99.7 
15:00   (独) 8月 製造業新規受注 [前年同月比]  -5.6%  
28:00   (米) 8月 消費者信用残高 [前月比]  232.9億ドル  150億ドル 


第227回
『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/


ブログ一覧に戻る