12月6日の海外相場および市況 | 陳晁熙

12月7日(金)
【12月6日の海外相場および市況】
ny1206

*6日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下を受けたドル安や米中貿易摩擦への懸念再燃から、ドル円は112円台後半に下落した。112円61〜71銭。世界経済の減速懸念を背景に、安全資産とされる債券が買われ、米長期金利の低下を眺めてドル売り・円買いが加速した。また、10月米貿易赤字が10年ぶりの高水準となったほか、11月ADP雇用統計の伸びが市場予想を下回ったこともドル売り要因となった。ただ、11月ISM米非製造業景況指数は市場予想を上回った。さらに、米国の要請でカナダ当局が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部を逮捕したことを受け、90日間の米中貿易協議の先行きに懸念が生じていることも、リスク回避姿勢を強めた。ただ、NYダウが下げ幅を縮小したことを受けてドルも対円で買い戻された。

*6日のNY金は、世界的な株安を背景に安全資産としての買いが先行したものの、今夜の11月米雇用統計発表を控えて様子見が広がり、小幅高となった。1243.60ドル(+1.00)。世界的な株安連鎖が懸念され、リスク回避姿勢が強まり、安全資産である金には買いが入った。11月全米ADP雇用報告で、非農業部門就業者数が前月比17万9000人増と、市場予想の19万5000人増を下回ったことも支援材料となった。ただ、4カ月半ぶりの高値圏にあるため利益確定の売りも出やすく、相場の上値は重かった。

NY白金は3日続落。789.60ドル(-12.40)。

*6日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)が産油量の削減で合意したものの、減産量などの詳細はまだ確定しておらず、6日の正式発表を見送ったとの報を受けて売りが優勢となり、続落した。=51.49ドル(-1.20)。OPECは6日、ウィーンで定例総会を開き、産油量の削減で合意した。減産は来年1月から実施する見込み。ただ、減産量などの詳細はまだ確定しておらず、6日の正式発表を見送った。OPECは7日にロシアなどの非加盟国と拡大会合を開き、協調減産を正式決定する見通しだが、6日の正式発表が見送られたため、売りが優勢となった。また、この日はリスクオフムードが広がって世界的な株安となる中、株と並んでリスク資産とされる原油にも売り圧力がかかった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計によると、11月30日までの1週間の原油在庫は730万バレル減と、市場予想の90万バレル減を大幅に下回り、11週ぶりに取り崩しに転じたが、ガソリン在庫は前週比170万バレル増と、積み増し幅は市場予想の130万バレル増を上回った。また、ディスティレート(留出油)在庫も380万バレル増(同120万バレル増)となり、米国内の需給不均衡に対する警戒感が強まったことも圧迫材料。

*6日のシカゴトウモロコシは続落。382.75セント(-1.50)。米中貿易摩擦をめぐる懸念が広がる中、大豆相場安や他の軟調な市場が圧迫要因。

シカゴ大豆は反落。909.50セント(-4.00)。米中貿易摩擦をめぐる懸念が広がったほか、中国向けの新たな成約がないことが相場の重石となった。南米の豊作見通しも圧迫要因。

*休場明け6日のNYダウは、米中貿易摩擦の先行きへ懸念から続落した。2万4947.67ドル(-79.40)。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長が米国の要請でカナダ当局に逮捕されたことを受け、6日のアジア株は全面安。米中関係が一段と悪化するとの懸念から、ダウも開始直後から売りが殺到。下げ幅は一時780ドルを超えた。1日の米中首脳会談では、対中追加関税の発動を90日間猶予する「一時休戦」で合意。今後、知的財産権の保護など激しく対立する問題について協議を開始することになったが、孟氏逮捕で今後の協議は一段と複雑化するとの悲観的な見方が広がった。ただ、売られ過ぎとの見方が次第に強まり買い戻しが入って、ダウは徐々に下げ幅を縮めた。ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年の利上げを慎重に進めることを検討していると報じたことも支援材料。


【7日の経済指標】
14:00   (日) 10月 景気先行指数(CI)・速報値  104.3   
14:00   (日) 10月 景気一致指数(CI)・速報値  114.4   
16:00   (独) 10月 鉱工業生産 [前月比]  0.2%   
16:00   (独) 10月 鉱工業生産 [前年同月比]  0.8%   
19:00   (欧) 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) [前期比]  0.2%   
19:00   (欧) 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) [前年同期比]  1.7%   
22:30   (加) 11月 新規雇用者数  1.12万人   
22:30   (加) 11月 失業率  5.8%   
22:30   (米) 11月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]  25.0万人  20.9万人 
22:30   (米) 11月 失業率  3.7%  3.7% 
22:30   (米) 11月 平均時給 [前月比]  0.2%  0.3% 
22:30   (米) 11月 平均時給 [前年同月比]  3.1%   
23:00   (墨) 11月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.52%   
24:00   (米) 12月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  97.5  97.0 
24:00   (米) 10月 卸売売上高 [前月比]  0.2%   
24:00   (米) 10月 卸売在庫 [前月比]  0.4%   


第192回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


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