トルコリラ円、先週の動き・今週の予想 | 陳晁熙

【トルコリラ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のトルコリラ円は上昇した。米国とトルコの関係が改善しつつあることに支援され、原油価格の下落もトルコリラの押し上げ要因となった。11月景気動向指数は96.8と前回91.1を上回った。逆に11月設備稼働率は74.1%と前回75.4%を下回った。

*今週のトルコリラ円は、堅調に推移しそうだ。週明け3日は、先週末に行われた米中首脳会談で決裂が回避されたことが好感され、新興国通貨が反発した。トルコリラ円は22円台に上昇し、およそ4カ月ぶりの高値をつけた。米国とトルコの関係が改善しつつあることが基底にあり、原油価格の下落によりインフレ率が低下するとの見通しからトルコリラは堅調に推移している。トルコは必要なエネルギーの大半を輸入に依存しているため、原油価格の下落は輸入コストを低下させ、さらにはインフレを低下させる可能性がある。

高インフレはトルコリラ下落の大きな要因だが、トルコ中銀のチェティンカヤ総裁は30日、同国のインフレ率がトルコ中銀の目標に緩やかに近づいていくとの見通しを示した。中銀の目標は5.0%。同国の10月消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比25.2%と、15年ぶりの高水準となった。

調査によると、11月のインフレ率は22.6%に低下する見通し。インフレ率は来年半ばまで20%前後で推移すると予想されている。トルコ中銀は先月、リラ安の影響を認め、2018年末のインフレ率見通しを従来の13.4%から23.5%へ大幅に引き上げた。チェティンカヤ総裁は「インフレ率は為替動向に左右されている。インフレ率は緩やかに目標に近づいていく見通し」とした。

3日に発表された11月消費者物価指数(CPI)は前年比+21.62%と予想23.04%、前回25.24%を下回った。


【トルコ経済指標】
3日月曜日
16:00 11月製造業PMI前回44.3
16:00 11月消費者物価指数前月比前回+2.67% 予想-0.29%  
16:00 11月消費者物価指数前年比前回+25.24% 予想+23.04%
16:00 11月生産者物価指数前年比 前回+45.01%

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*予想レンジ:20.50円~22.50円


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