*1日のNY金は小反落。NYダウの上昇やドルの反発を受けて利益確定売りが優勢となった。アジア市場では、中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が悪化したため、アジア時間では「質への逃避」から金が買われていた。しかし、NY時間に入って2月の米ISM製造業景気指数が49.5(前回は48.2)と市場予想の48.5を大幅に上回ったことが判明するろ、NYダウが上昇し原油相場もプラスに転じたため、リスクオンモードとなって金には売りが強まった。NY白金は株高、原油高を受けて続伸。
*1日のNY原油は続伸。1日のタス通信は、ロシアのノバク・エネルギー相が、ロシアやサウジアラビアなど有力産油4カ国が合意した増産凍結について、既に15カ国以上が支持する意向を示していると報道した。これを受けて、供給過剰が多少緩和されるとの観測が広がった。また、2月の米ISM製造業景況指数が49.5と前月の48.2から上昇し、市場予想の48.5を上回ったことも支援材料となった。
*1日のシカゴトウモロコシは続落。米農務省によると、世界のトウモロコシと小麦の在庫は、今夏末までに過去最高に達するとみられている。中国は輸入品に対抗するため、国産トウモロコシ価格を引き下げるとの観測も嫌気された。シカゴ大豆は、低迷する輸出需要や南米での収穫増加を受けて続落。
*1日のNY外国為替市場のドル円相場は、114円近くに上昇した。2月の米ISM製造業景気指数は49.5(前回は48.2)と市場予想の48.5を大幅に上回った。これを受けて、NYダウが上昇し、原油相場もプラスに転じたため、リスクオンモードとなってドル買い・円売りが強まった。この日発表された米国内における新車販売も良好で、個人消費の堅調さを示すとして強材料視された。
*1日のNYダウは大幅反発。前日に中国人民銀行(中央銀行)が追加緩和を決定したことが支援材料となり、中国リスクを震源とした世界経済の先行き不安が和らいだ。2月の米製造業景況指数が市場予想を上回る改善を示したことで、製造業の底入れが期待できるとの見方が強まった。
【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 10-12月期GDP (前期比) +0.9%(+1.1%) +0.4% +0.6%
(豪) 10-12月期GDP (前年比) +2.5%(+2.7%) +2.5% +3.0%
18:30 (英) 2月建設業PMI 55.0 55.5
19:00 (EU) 1月生産者物価指数 (前年比) -3.0% -2.9%
22:15 (米) 2月ADP全国雇用者数 +20.5万人 +19.0万人
28:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。
第55回 『おしえて陳さん』
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