先週、林投資研究所のメインサービスである「研究部」会員向けの冊子、『研究部会報』9月号を印刷所の入稿しました。
社内で編集し、PDFデータを送ります。
翌日、印刷所の担当者が校正紙を持参してくれるので、念のため確認して校了、あとは印刷・納品を待つ、という手順です。
現在は、出版社で編集経験のあるスタッフが編集長として、いろいろやってくれているので、ページ割りなど緊張する仕事がありません。執筆に集中できる、ありがたい状況です。
いわゆるアンカー、最後に「よしOK!」とゴーサインを出す役割は、意外とたいへんです。
相場・トレードは、どうでしょうか?
常にひとりで進めます。
自分が発案者であり、プレーヤーであり、最高責任者であり──実はとてもしんどい作業。
さらには、プランを練る段階で、ポジティブに「これだよ!」と提案する役割も、「それ、ホントに大丈夫かよ」とネガティブな意見を出す慎重派の役割もこなします。
夢中になって売り買いするプレーヤーのかたわら、「もう少し、こうしたらどうだ?」と指導する、コーチの役割も自分自身でやるのです。
最低でも三役、という感じですよね。
だからなんだ、というと、なにもかもが極めてシンプルでないと成立しない、ということです。
チャート分析も、ポジション操作も、そもそもの発想も、どうやってシンプルにするかが勝負!
オトナなので、おカネのことなので真剣、考えすぎてしまう傾向があるかもしれません。
切らなければいけないポジションを放置(動けない)とか、「自分の出番だ」と感じながら出動できないなど、考えすぎが原因といえそうなことも多々あります。
実用的=誰でもできる、緊張した状態でも動ける、ということです。
自分を過小評価して、不器用でも実行できる方法、安定して継続できるやり方を構築するのが、最大かつ不可欠なコツではないでしょうか。