4月18日 先週末の海外相場および市況 | 陳晁熙

4月18日(月)
【4月15日の海外相場および市況】
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*週末15日のNY金は、原油相場の下落やNYダウの反落を受けてリスク回避姿勢が強まり、3日ぶりに反発した。為替市場でドル売り・ユーロ買いが進行したため、ドル建て金に割安感が強まったことも支援材料。3月の鉱工業生産指数が前月比0.6%減となり、4月のミシガン大学消費者景況感指数も前月から低下した。一方、NY州製造業景況指数は市場予想を上回る改善となったため、経済指標は強弱材料が相殺された。シカゴ連銀のエバンス総裁は、年内に2回の追加利上げを行う方針を示唆した。CFTC建玉4月12日時点:ファンドの金買い越しは21万3807枚(前週比+2万3407枚)と買い越し幅は増加。総取組高は50万4523枚と前週比3万0429枚の増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末15日のNY白金は原油安に連れて続落。CFTC建玉4月12日時点:ファンドの白金買い越しは2万8842枚(前週比+219枚)と買い越し幅は増加。総取組高は5万6899枚と前週比1001枚の増加。ファンドは買い、売りを共に増やしている。

*週末15日のNY原油は3日続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国は17日にカタールの首都ドーハで増産凍結合意を目指した会合を開くが、協議の行方に対する不透明感が高まっている。ロシアとサウジアラビアが増産凍結で合意したと報じられたが、国営イラン通信は15日、ザンギャネ同国石油相は同会合には出席しないと報道。イランとしてはOPEC代表を派遣するが、合意文書には署名しないと伝えた。これを受けて、他の主要産油国による増産凍結合意の実現自体や実現した場合の実効性などに対して懐疑的な見方が広がった。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した米企業の石油掘削リグ稼働数(15日までの1週間)は3基減の351基となり、4週連続の減少で2009年11月以来の低水準となったため、下げ幅を圧縮した。CFTC建玉4月12日時点:ファンドの原油買い越しは28万9161枚(前週比-969枚)と買い越し幅は減少。総取組高は180万3510枚と前週比2万9736枚の増加。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末15日のシカゴトウモロコシは4日続伸。ドル安を受けて米国産の輸出需要が高まっている。今年後半にラニーニャ現象が強まるとの懸念も支援材料になった。同現象によって米中西部が高温・乾燥状態になり、トウモロコシの収量に悪影響を及ぼす可能性があると言われている。CFTC建玉4月12日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは5万5454枚(前週比-3万0008枚)と売り越し幅は減少。総取組高は146万4480枚と前週比2万4666枚の増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末15日のシカゴ大豆は反発。全米油実加工業者協会(NOPA)が発表した3月の大豆圧砕高は1億5669万ブッシェルで、3月としては史上2番目に多かったことが支援材料となった。CFTC建玉4月12日時点:ファンドの大豆買い越しは8万3197枚(前週比+2万2137枚)と買い越し幅は増加。総取組高は84万0936枚と前週比6万8719枚の増加。ファンドは買い、売りを共に増やしている。

*週末15日のNY外国為替市場では、原油安や米国の長期金利の低下を受けてドル売り・円買いが進行し、108円台後半に下落した。3月の鉱工業生産指数や4月のミシガン大学消費者景況感指数が悪化したことも嫌気された。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、為替相場安定の重要性を再確認する共同声明を採択して閉幕したが、特に材料視されなかった。

*週末15日のNYダウは、米経済指標の悪化を受けて反落した。3月の鉱工業生産指数が2カ月連続で前月割れとなったほか、4月のミシガン大学消費者景況感指数も市場予想を下回った。原油安も加わって、1万8000ドルの節目を目前にして高値警戒感も強まった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
07:45 (NZ) 1-3月期消費者物価指数 (前期比) -0.5% +0.1%
      (NZ) 1-3月期消費者物価指数 (前年比) +0.1% +0.4%
21:30 (加) 2月国際証券取引高 +135.1億CAD
23:00 (米) 4月NAHB住宅市場指数 58 59
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第62回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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