4月11日 先週末の海外相場および市況 | 陳晁熙

4月11日(月)
【4月8日の海外相場および市況】
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*週末8日のNY金は、米国の追加利上げ見通しの後退に加え、ドル安による割安感から買いが優勢となり続伸した。為替市場でドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金に割安感が強まった。ただ、原油相場が反発し、市場のリスク回避姿勢が若干後退して上値は抑えられた。2月の米卸売売上高は前月比0.2%減と、市場予想を下回ったが、金相場の反応は限定的だった。CFTC建玉4月5日時点:ファンドの金買い越しは19万0400枚(前週比+594枚)と買い越し幅は増加。総取組高は47万4094枚と前週比6367枚の減少。ファンドは買い、売りを共に増やしている。

*週末8日のNY白金は南アランド高を受けて続伸。南アランドは対ドルで大幅高となり、1ドル=14ランド台の水準を回復した。南ア財務省がドル建て国債を発行し、12億5000万ドルの調達に成功したことが好感された。米国の追加利上げ見通しが後退し、南アの起債に応札が発行額の2倍以上に達するなど、高利回りな同国債への人気が高まったようだ。CFTC建玉4月5日時点:ファンドの白金買い越しは2万8623枚(前週比-1383枚)と買い越し幅は減少。総取組高は5万5898枚と前週比2415枚の減少。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末8日のNY原油は、ドル安や米原油在庫の減少を受けて急反発した。為替市場では、ドルが対ユーロで下落し、ドル建て原油の割安感が強まり買われた。米エネルギー情報局(EIA)によると、先週の米原油在庫は500万バレル近く減少した。市場予想は320万バレルの増加だった。CFTC建玉4月5日時点:ファンドの原油買い越しは29万0130枚(前週比-1万5381枚)と買い越し幅は減少。総取組高は177万3774枚と前週比3万9263枚の増加。ファンドは買い、売りを共に増やしている。

*週末8日のシカゴトウモロコシは6日続伸。最近の相場安を受け、米国産トウモロコシに対する海外からの買いが入っているという。CFTC建玉4月5日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは8万5542枚(前週比-8万3824枚)と売り越し幅は大幅増加。総取組高は143万9814枚と前週比11万0994枚の増加。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末8日のシカゴ大豆は、大豆ミール高が強材料になり反発。CFTC建玉4月5日時点:ファンドの大豆買い越しは6万1060枚(前週比-7798枚)と買い越し幅は減少。総取組高は77万2217枚と前週比8517枚の増加。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末8日のNY外国為替市場のドル円相場は、円高基調が継続し108円台前半で推移した。麻生副総理兼財務・金融相による急激な円高進行への牽制発言を受けて、ドル円相場は欧州時間に一時109円台まで戻した。NY市場に入ってからも、原油相場の反発や堅調なNYダウの動きを受けて108円台後半で推移していたが、その後は、NYダウが上げ幅を縮小すると、次第にドル売り・円買いの動きが強まった。

*週末8日のNYダウは小反発。11日からはアルミ大手アルコアを皮切りに、米主要企業の2016年1~3月期決算の発表が本格化するため、様子見姿勢が強まった。市場では、商品市況の悪化を受けて主要500社の利益は落ち込みが予想されている。

【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 2月機械受注 (前月比) +15.0% -12.0% --
    (日) 2月機械受注 (前年比) +8.4% -2.4% --
10:30 (中) 3月消費者物価指数 (前年比) +2.3% +2.4% --
10:30 (中) 3月生産者物価指数 (前年比) -4.9% -4.6% --
10:30 (豪) 2月住宅ローン貸出 (前月比) -3.9% +2.0% --
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第61回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


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