4月8日 海外相場および市況 | 陳晁熙

4月8日(金)
【4月7日の海外相場および市況】
ny0407

*7日のNY金は上昇。ドル安、原油安、世界的な株価下落を受けてリスク回避姿勢が強まり、安全資産である金が買われた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、委員の多くが追加利上げに慎重な姿勢を示していることが確認されたことが金相場上昇の底流にあり、この日は複数のリスクが重なった。特に米ドルは対円で大幅に下落したことがきっかけとなったようだ。NY白金は金に連れて反発。

*7日のNY原油は3日ぶりに反落。米エネルギー情報会社ジェンスケープによると、米原油先物の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの週間在庫は5日までの2週間で25万5804バレル増加した。トランスカナダが、原油をクッシングに輸送するキーストーンパイプライン(日量59万バレル)を漏出の恐れを理由に、2日から閉鎖したにもかかわらず原油在庫の増加が示されたことが強気筋を失望させた。また、イラク南部の港からの原油輸出が4月に入ってから平均で日量349万4000バレルと、3月の328万6000バレルを上回ったとの報道も圧迫要因になった。

*7日のシカゴトウモロコシは、好調な輸出が好感されて続伸。米農務省が発表した週間輸出成約高は94.5万トンと、3週間ぶりの高水準だった。シカゴ大豆は反落。米農務省が発表した週間輸出成約高は42万ンと、市場予想(15万~35万トン)を上回った。

*7日のNY外国為替市場では円高が進行した。米利上げ観測の後退に加え、日銀は円売り介入を実施できないとの見方が広がって、円買い・ドル売りが加速し、2014年10月29日以来約1年5カ月ぶりに、一時107円台を付けた。引けは買い戻されて108円台前半に浮上した。市場では、105円の節目を試す動きになるとの見方が広がっている。

*7日のNYダウは反落。この日公表された3月10日に開催された欧州中央銀行(ECB)定例理事会の議事要旨によると、理事会メンバーの一部が、マイナス金利拡大による銀行セクターへの悪影響を懸念していたことが判明した。これを受けて欧米株式市場では銀行株が売られ、世界経済の減速懸念が強まった。また、原油在庫の増加からNY原油相場が反落したことも嫌気された。


【本日の主な経済指標およびイベント】
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 27.6万件 27.0万件
28:00 (米) 2月消費者信用残高 +105.38億USD +149.00億USD 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第60回 『おしえて陳さん』 
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