4月7日 海外相場および市況 | 陳晁熙

4月7日(木)
【4月6日の海外相場および市況】
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*6日のNY金は反落。原油高やNYダウの上昇を受けて、安全資産である金には売りが強まった。原油相場は米エネルギー情報局(EIA)が発表した最新週の原油在庫が大幅に減少したことから大幅上昇し、これを好感してNYダウも上昇に転じ、市場心理が改善した。ただ、為替市場では、ドル安・ユーロ高が進み、ドル建て金に割安感が生じたため、下げ幅は縮小された。昨日公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、委員の多くが慎重に利上げを進めるのが適切との考えを示していた反面、一部の委員が4月の利上げに前向きな姿勢を見せるなど、委員らの見解に明確な相違があることが判明した。総じてハト派よりの内容だったため、金相場の下値を押し上げた。NY白金は金に連れて反落。

*6日のNY原油は大幅続伸。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報によると、1日までの1週間の米原油在
庫は前週比490万バレル減と、市場予想の230万バレル増に反して大幅な取り崩しとなった。また、クウェートのフザイア石油輸出国機構(OPEC)理事が17日にカタールの首都ドーハで開催される産油国会合では、2月の生産量水準か、もしくは1月と2月の生産量平均凍結で合意される可能性があると述べたことも強材料視された。この日、3月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されたが、為替市場ではドル安が進んだため、ドル建て原油相場をサポートした。

*6日のイラン学生通信(ISNA)によると、イランのザンギャネ石油相は、2017年3月までに同国産油量を日量400万バレルに引き上げる方針を改めて強調した。石油輸出国機構(OPEC)によると、イランの2月における1日当たりの平均産油量は313万2000バレルとなっている。

*6日のシカゴトウモロコシは4日続伸。3月末に米農務省が発表した作付意向面積は予想を上回ったものの、その後は連日買戻しが入って下値を切り上げている。シカゴ大豆も反発。

*6日のNY外国為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を受けて円高が進み、ドル円相場は一時109円30銭台まで下落した。米連邦準備制度理事会(FRB)が昨日公表した3月15、16日に開催されたFOMC議事要旨によると、委員の多くが慎重に利上げを進めるのが適切との考えを示していた反面、一部の委員が4月の利上げに前向きな姿勢を見せるなど、委員らの見解に明確な相違があることが判明した。議事要旨の内容がタカ派的になるとの見方があったが、まちまちの内容だったことで、ドル売りが強まった。

*FOMC議事録(3月15、16日開催分)
・4月利上げについて幾人かの委員は賛成、一部は反対。
・委員の多くは引き締めを待つのが適切との見解。
・多くの委員は依然として世界の経済・金融情勢が米経済見通しにとって下振れリスクとの見方。
・幾人かの委員は、4月利上げは適切ではない緊急性を示すサインになってしまうと警告。

*6日のNYダウは反発。原油相場が、米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫統計を受けて上昇したことが好感された。また、昨日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、委員の多くが慎重に利上げを進めるのが適切との考えを示していたものの、一部の委員が4月の利上げに前向きな姿勢を見せていたことが判明し、株価の上値を抑えた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 27.6万件 27.0万件
28:00 (米) 2月消費者信用残高 +105.38億USD +149.00億USD 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第60回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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