4月6日 海外相場および市況 | 陳晁熙

4月6日(水)
【4月5日の海外相場および市況】
ny0405

*5日のNY金は、世界的な株安からリスク回避姿勢が強まり3日ぶりに反発。2月の独製造業受注が前月比1.2%減と半年ぶりの下げ幅となったことから、欧州の景気鈍化が懸念されて欧州株が下落し、安全資産である金が買われた。ただ、3月の米ISM非製造業景況指数が54.5と前月の53.4から改善し、市場予想の54.2も上回り、NYダウが持ち直したため、金も上げ幅を縮小した。NY白金は3日ぶりに反発。

*5日のNY原油は小反発。クウェートのフザイア石油輸出国機構(OPEC)理事がカタールの首都ドーハで17日に開催される主要産油国会合では、イラン抜きでも増産凍結で合意できるとの見通しを示したとの報や、3月の米ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことも下支え材料となった。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が発表する週間石油在庫統計では、原油在庫の積み増しが予想されているため、上値は重かった。

*引け後に発表された米石油協会(API)の週間在庫統計では、米原油在庫は予想に反して430万バレル減だった。これを受けてNY原油時間外は続伸し、0.88ドル高の36.75ドル前後で推移している。

*5日のシカゴトウモロコシは3日続伸。米国産地では降雨が続き、トウモロコシの作付が遅れる可能性が指摘されている。シカゴ大豆は利食い売りに続落。米国産地では雨がちな天候が続き、一部農家が生産作物をトウモロコシから大豆に切り替えるとの観測が出ていることが弱材料視された。

*5日のNY外国為替市場は、世界的な株安を受けてリスク回避姿勢が強まり、安全資産である円が買われた。ドル円は一時2014年10月末以来約1年5カ月ぶりに109円台を付けた。その後は今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨公表を控えて買い戻されて110円台前半に戻した。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事がこの日の講演で、世界の成長率予想を下方修正する可能性を示唆したこともリスク回避姿勢を強めた。

*5日のNYダウは続落。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が世界経済見通しの悪化に言及したほか、アトランタ連銀が1~3月期の米実質国内総生産(GDP)推計を前期比0.7%増から同0.4%増に下方修正したため、リスク回避姿勢が強まり売りが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
15:00 (独) 2月鉱工業生産 (前月比) +3.3% -1.8% --
27:00 (米) FOMC議事録(3月15・16日分)
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第60回 『おしえて陳さん』 
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