4月5日 海外相場および市況 | 陳晁熙

4月5日(火)
【4月4日の海外相場および市況】
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*週明け4日のNY金は続落し、2月22日以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。3月の米雇用統計が良好だったことに加え、米ボストン連銀のローゼングレン総裁がこの日の講演でタカ派的な発言を行ったことから、米国の早期利上げに対する警戒
感が浮上し、金には売りが優勢となった。しかし、2月の製造業受注が前月比1.7%減とさえない内容だったため、為替市場でドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建て金に割安感が生じ、下値は浅かった。NY白金は原油安を受けて続落。

*週明け4日のNY原油は続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国は17日にカタールの首都ドーハで増産凍結合意を目指した会合を開く予定だが、イランが増産方針を示したことで、合意決定に至らないとの見方が広がった。4日のロイター通信によると、イランのザンギャネ同国石油相は市場シェアが制裁解除前の水準に回復するまで増産を続ける方針を表明した。一方、ロシアのノバク・エネルギー相はイランが会合に参加することを確認するとともに、原油生産量が制裁前の水準である日量400万バレルを回復すれば同国は増産凍結に加わる計画があると言及した。ただ、サウジアラビアのムハンマド副皇太子はイランを含めた主要産油国すべてが増産凍結で合意しなければサウジとしても凍結に踏み切らない意向を示しており、市場では実効性のある合意形成には至らないのではないかとの観測が強まっている。

*週明け4日のシカゴトウモロコシは買戻しに小反発。シカゴ大豆は3日ぶりに反落。米農務省週間輸出検証高は20.5万トンと、予想レンジの下限(30万トン)を下回ったことが売り材料となった。

*週明け4日のNY外国為替市場は111円台前半に下落した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が先週の講演で、追加利上げに慎重な発言を行ったことが再び意識され、円買い・ドル売りが優勢となった。ただ、ボストン連銀のローゼングレン総裁がこの日の講演で、金利先物市場の年内0~1回の利上げ予想は「過度に悲観的」との見方を示したことから、ドル売りの勢いは次第に弱まった。2月の米製造業受注は前月比1.7%減と市場予想と一致した。

*週明け4日のNYダウは小反落。間もなく迎える決算に備え、利益確定売りが優勢となったようだ。市場は6日に発表される3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げペースを見極める手がかりを探している。

【本日の主な経済指標およびイベント】
10:30 (豪) 2月貿易収支 -29.37億AUD(-31.56億AUD) -25.00億AUD -34.10億AUD
13:30 (豪) RBAキャッシュターゲット 2.00%
15:00 (独) 2月製造業受注 (前月比) -0.1% +0.3%
17:30 (英) 3月サービス業PMI 52.7 53.5
18:00 (EU) 2月小売売上高 (前月比) +0.4% 0.0%
21:30 (米) 2月貿易収支 -457.0億USD -462.0億USD
23:00 (米) 3月ISM非製造業景況指数 53.4 54.2
23:00 (米) 4月IBD/TIPP景気楽観度指数 46.8 47.0 

第60回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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