4月4日 先週末の海外相場および市況 | 陳晁熙

4月4日(月)
【4月1日の海外相場および市況】
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*週末1日のNY金は反落。3月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比21万5000人増と、市場予想(20万5000人増)を上回った。これを受けてドルが上昇すると、ドル建て金に割高感が生じたため売りが先行した。雇用統計の改善から米景気に対する懸念が後退し、年内の追加利上げの時期が早まるとの見方も出て、金は売りが優勢となった。CFTC建玉3月29日時点:ファンドの金買い越しは18万9806枚(前週比+1万0975枚)と買い越し幅は増加。総取組高は48万0461枚と前週比3万0118枚の減少。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*NY白金は金に連れて反落。CFTC建玉3月29日時点:ファンドの白金買い越しは3万0006枚(前週比-2358枚)と買い越し幅は減少。総取組高は5万8313枚と前週比4336枚の減少。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末1日のNY原油は、主要産油国による増産凍結に向けた協議の行方が不透明になったことから3日ぶりに反落した。石油輸出国機構(OPEC)加盟と非加盟の主要産油国が今月17日にカタールの首都ドーハで会合を開く予定だが、増産凍結で最終的に合意できるかどうか不透明になっているという。サウジアラビアのムハンマド副皇太子は、増産方針を堅持するイランも含めたOPEC加盟・非加盟の主要産油国すべてが増産凍結で合意しなければ、サウジは凍結に踏み切らないと表明した。OPECの盟主サウジの対応次第では主要産油国による増産凍結に向けた話し合いで、有意義な合意には至らないとの懸念が広がった。また為替市場では、堅調な米雇用統計の発表を受けてドルが対ユーロで上昇し、ドル建て原油に割高感が広がったことも下押し要因となった。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが1日に公表した統計によると、同日までの1週間の米石油掘削リグ稼働数は前週比10基減の362基。前週に続き減少傾向を示したが、相場への影響は限定的だった。CFTC建玉3月29日時点:ファンドの原油買い越しは30万5511枚(前週比-2466枚)と買い越し幅は減少。総取組高は173万4511枚と前週比2万8880枚の増加。ファンドは買い、売りを共に増やしている。

*週末1日のシカゴトウモロコシは小反発。米中西部の主産地では、ほとんど作付けされていないほか、低温で雨がちのため農地での作業が遅れる可能性があり、一部作付けが大豆にシフトする状況も想定されているという。CFTC建玉3月29日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは1718枚(前週比-4万1582枚)と売り越し幅は大幅減少。総取組高は132万8820枚と前週比1万0050枚の減少。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末1日のシカゴ大豆は、大豆油の上昇に連れて続伸。CFTC建玉3月29日時点:ファンドの大豆買い越しは6万8858枚(前週比+2万3593枚)と買い越し幅は増加。総取組高は76万3700枚と前週比1万3948枚の増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末1日のNY外国為替市場のドル円相場は111円台後半に下落した。3月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比21万5000人増と、市場予想(20万5000人増)を上回った。これを受けてドル円相場は一時112円台半ばまで上昇したが、失業率が前月の4.9%から5.0%へと悪化したためすぐに反転した。その後発表された米ISM製造業景況指数も51.8と市場予想(51.0)を上回る改善を示すと再びドル円は反発したが、4月に利上げする可能性は低いとの見方からドル売り基調に変化はなく、結局、111円台後半に下落した。

*週末1日のNYダウは反発。3月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比21万5000人増と、市場予想(20万5000人増)を上回った。ただ、失業率が前月より悪化したことに加え、製造業の就業者数が2万9000人減となったほか、主要産油国による増産凍結期待の後退で原油安が進んだことも嫌気されて上値は重かった。その後、米ISM製造業景況指数も51.8と市場予想(51.0)や前月(49.5)を上回る改善を示すと上げ幅を広げる展開となった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
*上海休場(清明節)
10:30 (豪) 2月小売売上高 (前月比) +0.3% +0.4%
10:30 (豪) 2月住宅建設許可 (前月比) -7.5% +2.0%
16:00 (トルコ) 3月消費者物価指数 (前月比) -0.02% +0.65%
     (トルコ) 3月消費者物価指数 (前年比) +8.78% +8.20%
17:30 (英) 3月建設業PMI 54.2 54.0
18:00 (EU) 2月失業率 10.3% 10.3%
18:00 (EU) 2月生産者物価指数 (前年比) -2.9% -4.0%
23:00 (米) 3月労働市場情勢指数 (前月比) -2.4
23:00 (米) 2月製造業受注指数 (前月比) +1.6% -1.7%
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第60回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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