4月1日 海外相場および市況 | 陳晁熙

4月1日(金)
【3月31日の海外相場および市況】
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*31日のNY金は反発。為替市場でドル安・ユーロ高が進行したため、ドル建て金に割安感が生じ、買いが優勢となった。引けにかけては3月の米雇用統計の発表を翌日に控えて様子見姿勢が強まった。今年1~3月のNY金は世界経済の成長に対する懸念やドル安に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的姿勢を受けて16.5%上昇し、四半期ベースで1986年以来最大の上昇率となった。

*31日のNY白金は反発。南アランドが対ドルで上昇し、4カ月ぶりの高値を付けたことが強材料となった。南アの憲法裁判所は31日、ズマ大統領が巨額の公費を投入して私邸を改装した問題で、大統領の憲法違反を認定し、国庫に改装費の一部を返還するよう求める判決を下した。判決により、改革に消極的なズマ大統領の影響力が減退するとの見方から、ランドへの買いが加速したようだ。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げに慎重な姿勢を示したことも引き続きドル売り・新興国通貨買いを後押ししている。

*31日のNY原油はほぼ変わらず。前日発表された米エネルギー情報局(EIA)による週間在庫統計では、原油在庫が7週連続で増加したことが判明して弱材料視されたが、この日は、米国産原油の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が大幅に減少したとの民間調査が強材料視され、強弱材料が相殺された。ただ、為替市場では、ドルが対ユーロで下落したため、やや買いが勝った。今年1~3月のNY原油は6%の上昇となった。

*31日のシカゴトウモロコシは大幅続落。米農務省が発表した年間作付け意向調査によれば、トウモロコシの作付面積予想は9360万1000エーカーで、昨年より6.4%拡大し、市場予想(8997万2000エーカー)を上回った。シカゴ大豆は反発。米農務省が発表した大豆の作付意向面積は8223万エーカーで、昨年より1.0%減となり、市場予想(8305万7000エーカー)をやや下回った。

*31日のNY外国為替市場では、年度末を控えた実需筋によるドル買いが進み、112円台半ばに上昇した。最新週の新規失業保険申請は季節調整済みで27.6万件と、前週比1.1万件増加で、市場予想の26.5万件を上回ったことはドルの上値を抑えたようだ。4月1日に発表される3月の米雇用統計をにらんで投機筋は玉整理に動いたようだ。雇用統計の市場予想は、非農業部門の就業者数が前月比20.5万人増、失業率が4.9%と、堅調が見込まれている。ただ、良好な内容となっても、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が29日に、追加利上げに慎重な姿勢を示しているため、ドルがどれだけ買われるかは見方が分かれる。

*31日のNYダウは、3月の米雇用統計の発表を控えて小幅反落。最新週の新規失業保険申請は季節調整済みで27.6万件と、前週比1.1万件増加で、市場予想の26.5万件を上回ったことも嫌気されたようだ。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 日銀短観大企業製造業業況判断DI 12 8 6
08:50 (日) 日銀短観大企業非製造業業況判断DI 25 24 22
08:50 (日) 日銀短観大企業設備投資 (前年比) +10.8% -0.7% -0.9%
10:00 (中) 3月製造業PMI 49.0 49.4
10:00 (中) 3月非製造業PMI 52.7
10:45 (中) 3月財新/製造業PMI 48.0 48.3
17:30 (英) 3月製造業PMI 50.8 51.2
18:00 (EU) 2月失業率 10.3% 10.3%
21:30 (米) 3月非農業部門雇用者数 +24.2万人 +20.5万人
21:30 (米) 3月失業率 4.9% 4.9%
21:30 (米) 3月平均時給 (前月比) -0.1% +0.2%
23:00 (米) 3月ISM製造業景況指数 49.5 51.0
23:00 (米) 3月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 90.0 90.5
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第59回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/



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