3月30日 の海外相場および市況 | 陳晁熙

3月30日(水)
【3月29日の海外相場および市況】
ny0329

*29日のNY金は4日ぶりに反発し、1週間ぶりの高値を付けた。この日の講演で、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、海外の成長鈍化が米経済に及ぼすリスクを指摘し、追加利上げに関しては慎重を要するとハト派的発言を行った。早期の追加利上げは遠のいたとの見方が広がり、為替市場では、ドルが対ユーロで下落し、ドル建て金には割安感が強まり買いが優勢となった。なお、28日に発表された2月の米個人消費がわずかな増加にとどまり、インフレ指標の個人消費支出(PCE)物価指数が低下したことで、利上げ見通しは弱まっていた。米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は29日、米経済は依然として緩やかな利上げを可能にする状況となる見通しだと述べた。NY白金はドル安と株高を受けて4日ぶりに反発。

*29日のNY原油は5日続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟および非加盟の主要産油国は4月17日にカタールの首都ドーハで増産凍結の最終合意に向けた会合を開く予定だが、有力産油国のイランとリビアが増産方針を堅持するなど、供給削減への道のりは厳しそうとの見方が広がっている。ロイター通信によると、イランの関係筋は会合には参加する見通しだが、増産凍結合意に向けた協議には加わらない方針を明らかにした。この日行われたイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容は、追加利上げには慎重を要するとハト派的なものとなり、為替市場ではドル安が進んだが、原油相場には大きな影響はなかった。

*引け後に発表された米石油協会(API)による週間統計は原油在庫の増加が260万バレルにとどまり、市場予想の330万バレルを下回った。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は、前週比31万9000バレル減だった。この結果を受けて、NY原油時間外は0.35ドル程度上昇し、38.63ドル前後で推移している。

*29日のシカゴトウモロコシは3日続伸し、1カ月ぶりの高値となった。31日に発表される米農務省の2016年度作付け意向面積や、四半期在庫報告を控えて、ポジション整理が進んでいる。シカゴ大豆は反発し、5カ月ぶりの高値となった。

*29日のNY外国為替市場のドル円相場は112円台半ばに下落した。3月の消費者信頼感指数は96.2と、前月改定値の94.0から改善したことはドル買い要因となった。しかし、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日の講演で、海外の成長鈍化が米経済に及ぶリスクに言及し、追加利上げに関しては、慎重に進めることが適切と考えると表明したことから、円買い・ドル売りが加速した。

*29日のNYダウは続伸。この日の講演で、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、海外の成長鈍化が米経済に及ぼすリスクを指摘し、追加利上げに関してはなお慎重を要するとハト派的発言を行った。早期の追加利上げは遠のいたとの見方が広がり、買いが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 2月鉱工業生産・速報 (前月比) +3.7% -5.9% -6.2%
18:00 (EU) 3月経済信頼感 103.8 103.8
18:00 (EU) 3月消費者信頼感・確報 -9.7 -9.7
21:00 (独) 3月消費者物価指数・速報 (前年比) 0.0% +0.1%
21:15 (米) 3月ADP全国雇用者数 +21.4万人 +19.5万人 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第59回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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