3月17日 海外相場および市況 | 陳晁熙

3月17日(木)
【3月16日の海外相場および市況】
ny0316

*16日のNY金は4日続落したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後は急伸した。FOMC前は、結果待ちから利益確定売りが出て下落した。しかし、FOMCでは、事前の予想通り政策金利が据え置かれ、米連邦準備制度理事会(FRB)委員らの政策金利見通しの中央値が下方修正され、年内の利上げ想定回数も昨年末時点の4回から2回に減ったことを受けてドル売りが加速したため、ドル建て金には割安感が強まった。発表直後に金は10ドル以上急伸し、時間外ではさらに上げ幅を拡大している。NY白金は様子見から7日続落。

*16日のNY原油は、産油国による生産調整への期待から大幅反発した。ロイター通信によると、カタールのエネルギー相は、石油輸出国機構(OPEC)加盟および非加盟の産油国による会合が4月17日にカタールのドーハで開催されると発表。また、生産調整に消極的だったイランも会合に参加する用意があると伝わったことから、増産凍結に向けた最終合意への期待が高まった。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した最新週の原油在庫が前週比130万バレル増となり、積み増し幅が市場予想の340万バレルを下回った。ガソリン在庫が70万バレル減、ディスティレート(留出油)が110万バレル減と、石油精製品在庫が取り崩しとなった。さらに、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、追加利上げが見送られ、追加利上げペースも緩やかになるとの見方が広がったため、ドル建て国際商品に割安感が強まった。

*16日のシカゴトウモロコシは小幅続落。ドル安を受けて下げ幅を縮めた。シカゴ大豆はドル安を受けて反発。ただ、ブラジル産大豆は過去最高の収穫量になる見込みで、上値は重かった。

*16日のNY外国為替市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明などを受けて追加利上げペースが想定よりも緩やかになるとの見方が広がったため、ドル売り・円買いが進行し、ドル円相場は一時112円台前半に急落した。FOMC発表前は、原油相場の上昇を受けて113円台後半で推移していた。しかし、FOMCでは事前の予想通り政策金利が据え置かれ、FOMC委員らの政策金利見通しの中央値が下方修正され、年内の利上げ想定回数が昨年末時点の4回から2回に減ったことを受けてドル売りが加速した。市場ではタカ派寄りの声明が期待されていたため、インパクトが大きかったようだ。

*16日のNYダウは続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、事前の予想通りに金利は据え置かれ、追加利上げペースが、昨年末予想の年4回から2回に減少するとの見通しが示されたことが好感された。声明では、世界経済の減速や金融市場の混乱といった逆風にも関わらず、米経済活動は緩やかに拡大しているとの見方が示されたことも市場に安心感を与えた。また、原油相場の大幅反発を受けた資源株の上昇も支援要因となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
(NZ) 10-12月期GDP (前期比) +0.9% +0.7% +0.9%
(NZ) 10-12月期GDP (前年比) +2.3% +2.1% +2.3%
08:50 (日) 2月貿易収支 -6459億円(-6488億円) +4002億円 +2428億円
09:30 (豪) 2月就業者数 -0.79万人(-0.75万人) +1.35万人
09:30 (豪) 2月失業率 6.0% 6.0%
17:30 (スイス) スイス中銀政策金利発表 -0.75%
19:00 (EU) 1月貿易収支 (季調前) +243億EUR +100億EUR
19:00 (EU) 2月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) -0.2% -0.2%
21:00 (英) BOE政策金利発表 0.50%
21:00 (英) BOE議事録
21:30 (米) 3月フィラデルフィア連銀製造業指数 -2.8 -1.5
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 25.9万件 26.8万件
21:30 (米) 10-12月期経常収支 -1241億USD -1180億USD
21:30 (加) 1月卸売売上高 (前月比) +2.0% +0.3%
未定 (南ア) SARB政策金利発表 6.75% 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第57回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


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