3月4日 海外相場および市況 | 陳晁熙

3月4日(金)
【3月3日の海外相場および市況】
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*3日のNY金は続伸し、終値は2015年2月5日以来約1年1カ月ぶりの高値となった。為替市場では、ドルが対ユーロで下落し、ドル建てで金に割安感が強まった。週間新規失業保険申請件数が前週比6000件増の27万8000件と、市場予想の27万1000件を上回った。また、1月の米製造業受注が前月比1.6%増加したものの、市場予想を下回った。2月のISM非製造業景気指数(NMI)も53.4と、前月の53.5から小幅低下し、これを構成する雇用は2014年2月以来初めて50を下回った。これらの弱い経済指標を受けて、安全資産の金が買われた。今夜発表される2月の米雇用統計の予想は、非農業部門就業者数は19.5万人(前回15.1万人)、失業率は4.9%(前回4.9%)。非農業部門就業者数が20.0万人を越えれば、追加利上げ機運が高まり、金には弱材料となるだろう。逆に予想を下回る数字であれば、金は押し上げられそうだ。

*3日のNY白金は株高と金高に連れて反発。南アフリカの白金大手ロンミンは3日、白金相場下落による事業再編で、5000人以上の人員を削減したと明らかにした。労働者の大半が自主退職したという。

*3日のNY原油は小幅安。前日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報では、原油在庫の増加幅が予想を大きく上回ったが、生産量が6週連続で減少したため、米国内では調整が進んでいるとの見方が出た。一方、市場が注目しているサウジアラビアやロシア等の主要産油国の生産量凍結へ向けた動きに関しては、ここに来て不透明じなっている。この会議について湾岸諸国の石油輸出国機構(OPEC)代表は具体的な日程や開催場所は未定だと述べた。そのため、買い意欲は後退し、上値重い展開となった。

*3日のシカゴトウモロコシは買戻しが入って続伸。シカゴ大豆は安値拾いの買いに続伸。ただ、ブラジルの豊作見通しを背景に上値は重かった。

*3日のNY外国為替市場のドル円相場は、113円台後半で小動きとなった。週間新規失業保険申請件数が前週比6000件増の27万8000件と、市場予想の27万1000件を上回った。また、1月の米製造業受注が前月比1.6%増加したものの、市場予想を下回った。2月のISM非製造業景気指数(NMI)も53.4と、前月の53.5から小幅低下し、これを構成する雇用は2014年2月以来初めて50を下回った。これらの弱い経済指標を受けて、ドル円は一時113円30銭台まで下落したが、翌日発表される2月の米雇用統計を控えて買い戻された。

*3日のNYダウは3日続伸。最新週の新規失業保険申請件数は前週比6000件増加し、2月のISM非製造業景況指数も53.4と前月の53.5から小幅低下したため軟調に推移した。しかし、原油相場の反発を受けてプラス圏に転じた。ただ、翌日に2月の米雇用統計が発表されるため、値動きは小さかった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 1月小売売上高 (前月比) 0.0% +0.4%
22:30 (米) 2月非農業部門雇用者数 +15.1万人 +19.5万人
22:30 (米) 2月失業率 4.9% 4.9%
22:30 (米) 2月平均時給(前月比) +0.5% +0.2%
22:30 (米) 1月貿易収支 -433.6億USD -440.0億USD
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第55回 『おしえて陳さん』 
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