3月3日 海外相場および市況 | 陳晁熙

3月3日(木)
【3月2日の海外相場および市況】
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*2日のNY金は反発。原油相場が下落し、欧米株価が不安定な値動きとなったため、リスク回避姿勢から買われた。また、ドルが対ユーロで軟化したこともドル建て金の割安感につながり支援要因となった。金ETFのSPDRゴールド・トラストの2日時点の保有高は788.57トンと2014年9月以来の最高となった。NY白金はほぼ横ばい。

*2日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)週報で原油在庫の大幅な積み増しが明らかになったことで一時大きく下げたものの、その後は買い戻しが入って上昇に転じ、3日続伸した。前日発表された米石油協会(API)の週報では、最新週の米原油在庫が990万バレルの大幅な積み増しだった。EIAがこの日発表した週報でも、最新週の原油在庫が1040万バレル増の5億1800万バレルと、3週連続で過去最高を更新したことが明らかになった。供給過剰懸念が一段と強まり、一時33.55ドルまで下落した。しかし、主要産油国による原油安対策への期待から、その後は上昇に転じ一時35ドル台まで上昇した。前日、ロシアやサウジアラビアなど有力産油4カ国が合意している増産凍結に関して、すでに15カ国以上が支持する意向を示しているとの報道が流れた。また、この日はベネズエラのデルピノ石油相が、今月中旬に開かれる産油国会合では増産凍結に加え、さらなる行動についても議論される可能性があると語ったとの報道も伝わった。

*2日のシカゴトウモロコシは安値拾いの買いが入って小反発。シカゴ大豆は買い戻しにに6日ぶりの反発。

*2日のNY外国為替市場のドル円相場は113円台半ばに下落した。特に材料もなかったことから、週末の2月米雇用統計発表を控えてのポジション調整だったようだ。2月の全米雇用報告では、非農業部門就業者数が前月比21万4000人増と、市場予想の19万人増を上回ったが、相場の反応は限定的だった。

*2日のNYダウは小幅続伸。前日に350ドル近く上昇したため、利益確定売りが上値を抑えたようだ。民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した2月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数は21万4000人増と市場予想の19万人増を上回った。これを受け、市場では米労働省が4日発表する2月の雇用統計は堅調な結果が見込まれるとの見方が広がった。賃金の伸びが加速すれば、早期利上げ観測が強まるとの観測も出た。


【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 1月貿易収支 -35.35億AUD -32.00億AUD
17:00 (トルコ) 2月消費者物価指数 (前月比) +1.82% +0.50%
     (トルコ) 2月消費者物価指数 (前年比) +9.58% +9.40%
18:30 (英) 2月サービス業PMI 55.6 55.1
19:00 (EU) 1月小売売上高 (前月比) +0.3% +0.1%
21:30 (米) 2月チャレンジャー人員削減予定数 (前年比) +41.6% 
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 27.2万件 27.0万件
22:30 (米) 10-12月期非農業部門労働生産性・確報 (前期比年率) -3.0% -2.9%
22:30 (米) 10-12月期単位労働コスト・確報 (前期比年率) +4.5% +4.3%
24:00 (米) 2月ISM非製造業景況指数 53.5 53.1
24:00 (米) 1月製造業受注指数 (前月比) -2.9% +2.1%
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第55回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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