2月26日(金) 国内市況と終値 | 陳晁熙

【2月26日(金) 国内市況と終値】
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*26日の金は続伸。為替の円安を受けて買いが優勢となった。白金は大幅反落。26、27日には中国の上海で20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。G20では、原油安や中国経済の先行き懸念などを背景とした金融市場の混乱を抑えるための政策協調ができるかに注目が集まっている。ただ、先進7カ国(G7)に新興国も加わり、利害が一致しないため、実効性のある具体的な政策は出しにくいと見られている。来週は米国や中国で重要な経済指標が相次いで発表されるが、悪い内容が続けば、金は一段と上伸しそうだ。

*26日の中東産原油は続伸。25日の欧米原油相場が、産油国の協調策への期待感から上昇した上、円安・ドル高もあって買いが優勢となった。原油高に追随して石油製品も上伸。ロイター通信によると、ベネズエラのデルピノ石油・鉱業相は、サウジやロシア、カタールと3月中旬に会合を開催することを明らかにした。相場安定に向けた取り組みの一環が期待されているが、開催都市はまだ決まっていない。

*26日のゴムは小反落。前日の中国株の急落や上海ゴム相場の大幅下落を眺めて、ポジション調整の売りが先行した。

*26日のトウモロコシは反落。25日のシカゴ相場が下げたことを受け、手じまい売りが先行した。一般大豆は値頃の買いなどに先ぎりが上昇。

*26日の東京外国為替市場のドル円相場は、朝方は日経平均株価の上昇を受けて113円20銭台に上昇したが、その後は、株価の上げ幅が縮小して122円台半ばに下落した。

*26日の日経平均株価は小幅続伸。朝方はNYダウの上昇を受けて300円以上高くなったが、買いの勢いが続かず、上げ幅を縮めた。週末を前に利益確定売りが出たようだ。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が中国・上海で始まった。市場では、各国が金融市場の安定に向けて協調して取り組むことが期待されている。

第55回 『おしえて陳さん』 
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